シーリング・防水工事

防水工事で大切な資産の劣化を防ぎます

建築物は経年的な劣化によって耐久性がなくなっていき、経年劣化で被る被害として多いものが外壁や屋上からの浸水です。特に屋上は直射日光・風雨・雪などの過酷な環境に曝されており、建物躯体と比較して耐用年数が短く、建物寿命の中で何度も改修を行う必要があります。漏水すれば、天井、壁がひどく汚れ、家具、家財に損害を与えるだけでなく、建物の構造に悪影響を及ぼし躯体の耐用年数を減少させます。そのため定期的な診断と早めの改修を行う事で建物の資産価値を守ることができます。

防水工事とシーリング工事

防水工事

防水工事とは、建物の防水性を高める工事を意味します。
水(雨水)が屋根や外壁等の建物を老朽化や劣化させる原因となります。水は塗装を剥がし、建物の隙間から建物内部に入り、建材を傷めてしまいます。外装の痛みや雨漏りなどを放っておくと大規模な改修工事が必要になる場合があるため、定期的にメンテナンスを行うことで建物を長持ちさせることが可能になります。工法は多種類あり、建物の状況や気候などによって適した工法を用いることが大切になります。シーリング工事も防水工事の工法の一つです。

防水工事サイクルの目安

  1. 新設又は前回施工から10年前後
  2. 表面の塗り替えは3年ごと

シーリング工事

シーリング工事とは、外壁や屋上にある繋ぎ目や隙間にシーリング材(コーキング材)を注入し、雨水などが浸入しないようにする工法を言います。繋ぎ目や隙間部分は雨水の浸入に対して弱点であるため、そのままにしておくことはできません。そのためシーリング材で補う必要が出てきます。ただし、太陽や雨水に当たると経年劣化によりヒビ割れ、ちじみ、口空き破断、 硬化などが起こり、本来の機能が果たせなくなって雨水の浸入を引き起こしてしまいます。定期的なメンテナンスを行うことで建物を長持ちさせることが可能になります。

防水工事の種類

当社で行っている防水工事の施工法をご紹介致します。

ウレタン防水

ウレタン防水とは、ポリイソシアネートとポリオールを一定の割合で混ぜて作られた溶液を撹拌して塗膜する防水方法です。様々な下地の形状に馴染みやすく、水密性が高い連続皮膜が得られます。工期が早く、安価に施工できるため短期間で防水工事を行い方にはおすすめの施工方法です。そのためウレタン防水は防水工事として一般的に広く使われている施工法となります。

塩ビシート防水

塩ビシート防水とは、塩化ビニル樹脂系シートを使用した施工法です。日光による紫外線や熱、オゾン等に対して優れた耐久性を持っているのが特長となっており、日がよく当たる地域の建物によく使われています。素材にあらかじめ着色されており高い耐久性があります。防水層のメンテナンスとして一般的な保護塗装が(原則)不要になるので、維持管理費を節約することが出来ます。

アスファルト防水(常温工法・熱工法・トーチ工法)

アスファルト工法とは、合成繊維である不織布にアスファルトを含ませコーティングさせたシート(ルーフィングシート)を貼り重ねる工法です。常温工法(冷工法)・熱工法・トーチ工法等に分類することが出来ます。ルーフィングシートを重ねることで水密性に優れた防水層が構成されます。水密性。耐久性が非常に高いのが特徴となっています。熱工法は100年以上の歴史のある工法で信頼性んも高い工法となっています。

ゴムシート防水

ゴムシート防水とは、シート状に成形した合成ゴム系の防水シートを、接着剤等を使って下地に貼付け施工する工法をいいます。伸縮性が高く伸びがあるため、下地の動き(太陽光の熱による伸縮・膨張・亀裂)にも柔軟に対応します。温度変化に強いので、施工地域の制約が少ないことがメリットです。また、耐用年数が長いことも特徴としてあげられます。

シーリング防水

シーリング防水とは、「外壁の目地」や「窓の周りの隙間」といった建物の目地や隙間に「シーリング材」と呼ばれる材料で埋めて防水性・気密性を確保する施工法です。建物の隙間からの雨水の侵入を防ぐことができ、さらに地震で建物が揺れた時や強い風の風圧を受けた時に伸び縮みする事で建物を漏水から守ることができます。ただしシーリング効果をしっかり果たすためには定期的なメンテナンスが必要となってきます。約5年経過すると劣化が始まり、ひび割れや剥れ等が起こる事によって雨漏りの原因になるため、建物に大きな影響を与えてしまいます。

シーリング工事の流れ

STEP
既存シーリング材の除去

既存のシーリング材を撤去していきます。シーリング材が硬化している場合はつまみ出すことで簡単に取れますが、取り出しにくい場合はラジオペンチ等を使用して引っ張り出します。サイディングボードの断面にシーリング材が残っている場合はカッターを使用して綺麗に剥ぎ取ります。その後、目地に残った汚れやホコリはハケを使って綺麗に掃除します。

STEP
養生(マスキングテープ貼り・はみ出し防止)

外壁にシーリング材が付着しないように、目地の周辺に養生テープを貼っていきます。テープを丁寧に貼らないと仕上がりが綺麗な線にならず汚い仕上がりなってしまいます。目地に合わせて真っ直ぐに養生していきます。

STEP
プライマー(下塗り材)の塗布

シーリング材をしっかり密着させるために、目地部分に「プライマー」と呼ばれる下塗り材を塗布します。プライマーは接着剤の役割を果たしてくれるので、シーリング材を固定し外れないようにしてくれます。

STEP
シーリング材の注入

シーリングガンを使用して、部位・用途に合わせたシーリング材を注入していきます。目地内部に空洞を作らないように多めに注入して内部を埋めていきます。

STEP
シーリングならし・へら押さえ

シーリングの注入後、ヘラ等を使用して均一にならしていきます。この時、ならすだけでは内部がスカスカな状態になってしまうため、しっかり押さえ込むように圧着も行なっていきます。綺麗に仕上げていくため、慎重に作業を進めていきます。

STEP
養生テープの除去

シーリングのならし工程後、養生テープをはがしていきます。シーリング材の表面が乾いてくるとテープを除去する際にくっついてきてしまい、せっかく綺麗に仕上げてもやり直しになってしまうためテープ除去も慎重に行う必要があります。

STEP
完成

養生テープを除去して作業終了となります。完全に乾くまでに1日~2日かかりますが、完全に硬化すれば完成となります。これで雨水の侵入防止となり気密性や耐震性が保たれます。

防水工事の施工実績例

学校の防水工事

店舗の防水工事

分譲マンションの防水工事

会社概要

会社名株式会社 理建
所在地〒982-0023
宮城県仙台市太白区鹿野1-10-1
電話番号022-746-8825(代表)
業務内容改修工事一式請負(内外装など)
シーリング工事
各種防水工事
特殊注入工事
建物メンテナンス
内装工事
店舗改装
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